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小田急と江ノ電の記録鉄のブログ

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1986.-5.-3近江鉄道訪問記録

昨日アップした名鉄の在来専用の気動車の記事の金太郎様へのコメント回答中に近江鉄道のキハについて思い出したことがあり、画像を探してきました。
先日の岐阜市内線画像と同じ日の鉄旅行で近江鉄道にも行ってたようです。

近江鉄道は全線直流電化路線なのですが、電力供給のコスト削減のために富士重工業のLE-Car(12mの2軸車)を5両製造して1986年に閑散線区の貴生川駅-八日市駅間で使用を開始。しかし輸送能力の問題があり、1996年に運用から外されたとのことです。その後一部残されたものもありましたが全車解体されたようです。
特筆事項としては、車体が軽量のためレール表面の錆が取れず、信号電流の通電が不良となって踏切警報機が作動しないことがあったようです。これは非常に恐ろしいことで信号系統ももしかしたら影響を受けたかもしれません。

名鉄のキハ10との違いはエンジン出力が名鉄180psに対して近江鉄道は230psということで冷房も当初から準備されてました。
この訪問では動画も撮影していたはずなので、YouTubeのチャンネルにいずれは動画をアップしたいと思います。
撮影は表題の通りで36年前になります。


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彦根駅の車両基地。日車標準車体というのかもしれないのが居ますね。

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これは近江オリジナルでしょうか。

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本当の目的はこの元小田急1600形に乗ったり、撮影したりというのだったのですが動いていなくて残念でした。

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乗務員扉の大きさはデハとクハで小田急時代から違っていました。尾灯の位置は下に移動して小田急時代には無かった列車無線アンテナが取り付けられています。前灯は1灯のままだったようです。

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これも近江鉄道オリジナルのようです。

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今回のメインの電化路線に投入されたキハです。

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バスそのものですね。

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貫通扉の内側に行先板を挿入するというのはありそうでなかったアイデアだなと思いました。雨でも濡れずにすみますね。

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車内はバス基準なので狭いです。これでは早々に2両連結になったり、輸送力不足で電車に戻したりということがあっても仕方なかったかもしれません。

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運賃表です。ワンマンが基本だったようですね。

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運転席です。

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整理券発行機や運賃箱がある車内。

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2軸で揺れそうな車体外観。名鉄では取り付けられなかったヨーダンパが台車に付いているように見えますけど・・・。

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本記事については間違った解釈もあるかもしれませんので詳しい方から補足を頂けると嬉しいです。

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