あの坂道を下って新松田駅に据え付けたら、今度は機関車だけを松田駅に戻すという短い区間の運転です。新松田から小田原とかまで走らせたくなってしまいますね。
今回はデキ1010形です。昭和2年に川崎造船所で2両製造された40トン級の凸型電気機関車です。デキ1011は昭和43年、デキ1012は昭和59年に廃車になっています。1011は向ヶ丘遊園に保存さてていましたが、閉園後に解体されてしまいました。

貨物を牽引することもあったはずですが、晩年は新車輸送や廃車車両の移動などに使われていて、不定期運用しかありませんでした。
もう、小田原駅での新車の受授などは過去の話で、これらのELが動いているところを見た、撮ったという方もそこそこ年輩になられているのかもしれません。

しっかりと通過表示灯も点灯するのですね。どこかに残して欲しかった車両です。