車両は1970年10月31日付で玉電(世田谷線)を廃車になったデハ89と90で1970年の12月15日から603+604として運用開始し、1981年12月20日に1101+1151の運用開始と入れ替わりで離脱したようです。
その後、ウィキペディアの記載では603が極楽寺車庫内留置、604が鎌倉駅5番線に留置となっていましたが実際は603ですね。
江ノ島駅構内にも留置とも書かれていましたが、それを確認したことはありません。

画像は1972年8月に極楽寺で撮影したものです。隣の801+802は未だ2扉のままで厄介者扱いされていた頃です。乗りたかったのですが、ほとんど乗った記憶がありません。
片や603+604はコンプレッサーに掛かったベルトが滑っているようなブーンという音がしていて特徴があるものでした。夜間に空いた列車で峯ヶ原信号所で波の音を聴きながら交換待ちし、走行後はそのブーンを聴くのが楽しみでした。
600形はやはりオデコのライトとこの原型の前面窓が似合っていたと思います。