結局、電車の外観の修復は素人には手に負えないのです。この点が実車を保存する上で非常に難しい問題かと思います。そして海沿いの潮風が吹きまくる場所ですから錆が出てくるのは当然かと思います。ガラスを支えているHゴムも劣化するとガラスが簡単に外れます。なので非常に危険なのです。

運転室側からの車内の様子です。

妻面は貫通側に蓋がしてあるのが分かります。

そして、懐かしいシルバーシートの表記です。これって結構貴重かと思います。

妻面側から運転室方向を見た車内の様子です。

N6が登場した当時に、吊り革の多さに驚き、記事にした文章がありました。その吊り革もこの様な場所に来ると子供のぶら下がりのおもちゃになってしまうので、インシュロック(結束バンド)で固定しているのは非常に良い対策かと思います。シートに土足で上がって吊り革で遊ぶことはこれで出来ないことでしょう。

運転席背面の車番は盗まれたのか外れてました。残念なことです。

アルミサッシの窓まわりも錆がかなり進行してますから、危険度は増していると思います。
文中で無責任な事を書いていますが、修繕も費用がかかるし、修繕の手間も作業の危険もあります。そう簡単ではないのでけが人が出る前に何らかの措置を取られるのが良いのではないかと考えます。
自分には何も出来ず申し訳ないのですが、危険予知の観点からするとそろそろ交代の時期ではないでしょうか。